高齢者の難しさ せっかく退院してきたのに・・ 

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しばらく投稿があいてしまいましたね。 実は先月、介護していたお義父さんが亡くなりました。 高齢者の急変とはこんなに速いのか・・と驚いたものです。 ここ数年お義父さんの生活を見ていて、実際介護のお手伝いもして、たくさん勉強させてもらいました。

お義父さん、ありがとう

今回は、施設を考えていた結果(前回のブログでは、見学に行って迷っていた時の話でしたね)とお年寄りの体調で気を付けない点をお話ししようと思います。

施設の見学に行って、あまりの費用の高さに(施設利用では標準だけど・・)結構お義母さんと迷っていました。 そこで、お義父さんの主治医の先生と相談して、アドバイスをもらおうと考えました。 主治医の先生はお義母さんの様子もよく知っていますし、家で面倒見れるかどうかを判断してもらおうと思ったんです。

(何度かお義母さんが疲れたから入院してもらっていましたが、今回はおじいちゃんが以前より弱った感があったので、退院後自宅にするか施設にするか・・という話になっていました)

主治医の先生と話をして、

「施設はお金の面が不安なので迷っているけど、家で見れそうにないなら仕方がない・・ 施設を考えようと思っています」

「コロナでお義母さんが毎日施設に通えないので、日中ヘルパーさんが入ってくれるとはいえ1日数回だから、1人のお義父さんがかわいそうという想いがあり、家で見たいとも思う」

と複雑な気持ちを話しました。 すると主治医の先生が

「見てあげたいという気持ちがあるなら家で過ごすのもいいと思います。ただ入院前よりだいぶ大変ですよ(入院中に介護認定が「要介護5」になっていました💧) そしてお義母さんがしんどいなと思ったら、また入院したらいいよ」

と言ってくれたんです。

助けてくれる場所があるんだ・・と私とお義母さんはホッとして、施設ではなく自宅に退院させることにしました。



自宅では、介護ベッドなどの準備です。今までもベッドの頭部分が上がる介護ベッドでしたが、今回は横になっている時間が長いと思うと言われていたので、介護用のエアベッドに変更しました。寝てる人がしんどくない程度に空気圧のかかるところが自動的に動くので、床ずれ防止になるようです。

次に、透析に行かないといけないので、その準備のお手伝いにヘルパーさんをお願いしました。退院前に来ていただいて、家から送迎バスまでの移動距離の確認などたくさんお話しもしました。

そして退院日❗️ お義母さんとパパが迎えにいって、無事に帰ってきました。笑顔もあるし、少量だけど食欲もあるし、入院中には見せなかったお義父さんの明るさがいつもどおりありました。 孫たちに囲まれて、弱ってはいたもののお話しもしたり普段通りのお義父さんで安心しました。

お義父さんが亡くなった理由は「誤嚥性肺炎」でした。 肺炎って咳き込むイメージがあると思いますが、高齢者って咳き込めないんです。痰が絡むので呼吸がゼロゼロするのですが、私達みたいに喉をならして(わかります?)痰をすっきりさせることができません。お水を飲んで流したらいいのかと水分あげても、余計にむせるだけなんです。

家でこのような状態だったので、救急で病院に行き「肺炎」で即入院でした。 退院して2日後です。 発熱もありましたが痰を吸引してもらったら楽になったようで、熱も下がり元気に回復。退院予定日も決まっていたのに、退院予定日前日から新たな肺炎を起こし、この肺炎が原因で翌日亡くなりました。

この新たな肺炎は、抗生剤がなかなか効かず病院の先生方もいろいろしてくださったようですが、免疫が弱っていると、こんなに急変するのが速いんだ・・と驚きました。先生方の配慮でコロナ禍でしたが、家族全員で看取ることができたのでよかったです。

高齢者の痰がらみの呼吸は、ぜひともご注意ください。発熱もあれば、誤嚥性肺炎を疑っていいようです。 これからの高齢化社会では、このほかにもいろいろ命に係わる病気が増えそうですね・・

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